医療機関のWebサイト制作で重要なのが「サイトマップ」の作成です。
サイトマップとは、Webサイトにどんなページがあり、どのように繋がっているかを一覧で示した、文字通り“地図”のようなものです。サイトマップには2種類あり、検索エンジン向けの「XMLサイトマップ」と、ユーザー向けの「HTMLサイトマップ」のそれぞれに重要な役割があります。
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検索に強い医療サイト作りは、まずサイトマップから
検索エンジン向けのSEO対策(XMLサイトマップ)
XMLサイトマップは、Googleなどの検索エンジンに向けて、サイト内のページ構成を伝えるためのファイルです。こちらを設置することで、検索エンジンがサイトを効率よく読み取り(クロール)、情報を検索対象として保存(インデックス登録)しやすくなります。
検索エンジンがサイトの構造を正しく理解すると、ユーザーの検索結果にWebサイトが表示される可能性が高まります。特に医療機関では、「医療機関 採用」「専門医 研修先」「外来案内」など、検索されやすいキーワードに対応したページを整理しておくことで、より多くの人に見つけてもらえるサイトになります。
患者さんや学生が迷わないためのナビゲーション(HTMLサイトマップ)
HTMLサイトマップは、Webサイトのユーザーが目的のページを探すことを助けるための一覧ページです。
医療機関のサイトは、診療科紹介、医師のプロフィール、採用情報、研究活動など、情報量が多くなりがちです。一覧ページがあることで、多岐にわたるページから必要なものを選びやすく、ユーザーの満足度にもつながります。
現場スタッフの更新作業もラクに
全体の“地図”を整理しておくことは、サイトを制作・更新をする医療機関側にもメリットがあります。
まず、必要なページを事前に整理することで、制作会社とのやり取りがスムーズになり、情報の抜け漏れや修正回数を減らすことができます。
また、サイトの構成を考える際も、患者さん・医師・学生などの目的の異なるユーザーが迷わず必要な情報にたどり着けるように、ページのつながりを考えて設計できます。
Webサイト公開後は、ページの追加や更新など、情報のメンテナンスも重要なポイントです。この場合も、どのページがどこにあるかが明確にしておくことで、作業の負担も軽減されるでしょう。
サイトマップ設計が成果を左右する
Webサイトそれぞれの目的に応じて、サイトマップの設計も変わってきます。
例えば、病院サイトは「患者さんに必要な情報と安心感を与え、来院につなげる」ことを目的としています。
ここでは診療科ごとのページや外来案内、アクセス情報などを整理し、地域名や症状などの検索キーワードに対応した構成が求められます。
一方、医局サイトは「医師や研修医に医局の魅力を伝え、採用につなげる」ことを目的としています。
医局サイトでは、研修プログラム、医師の声、研究実績、採用情報などを体系的に配置することで、医師・研修医が安心して応募できる導線を作ることが重要です。
まとめ
医療機関のWebサイトは、「ただ作る」だけではなく、「見つけてもらい、使いやすくする」ことが重要です。
そのためには、XMLサイトマップとHTMLサイトマップの両方を整備することが理想的です。
検索に強く、運用しやすく、ユーザーにとっても親切なサイトづくりを私たちがサポートします。
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