民間医局クリエイティブでは、採用を目的としたサイトやパンフレットの制作のご相談を多くいただきます。
自院のアピール方法はさまざまですが、長年採用に携わってきた弊社が特におすすめするのが、「実際に働いている人の声を掲載すること」です。その理由についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
>医学生の心をつかむ!研修医採用サイト制作のポイント
インタビューも撮影もプロに依頼するのがもちろんベストです。
しかし、どうしても自分たちでやらなければいけない、という状況の方もいるかと思います。
そんな方に向けて、魅力的なインタビューを実現するために、心得ておきたいポイントを解説していきます。
1. 採用目的に最適な「人選」をする
採用サイトや採用パンフレットを制作する際、魅力あるインタビューにするための最初のステップにして、最重要ポイントがインタビュー対象者の「人選」です。
どのような人物を紹介するべきかは、病院がどんな人材を求めているか、どのような特徴や魅力をアピールしたいかによっても変わってきます。

2. 『取材依頼書』と『質問項目』を作成し、事前に共有する
取材対象者が決まったら、実際にインタビューに移る前に、『取材依頼書』や『質問事項』を作成しておくとよいでしょう。
これらを事前に共有しておくことで、取材対象者は取材の「目的」や「意図」を理解した最適な回答を準備することができます。
多少時間はかかりますが、スムーズかつ内容の濃いインタビューにするために必要なステップです。
■取材依頼書
取材対象者にインタビューの「目的」を伝える。
内容例:
- 何に使用するか(例:初期研修医募集サイト)
- 何について語って欲しいか(例:初期臨床研修の特徴)
- 何が目的か(例:当院で研修をする魅力を全国の医学生のみなさんに訴求したい)
■質問事項
取材対象者にインタビューの「内容」を伝える。
アピールしたい病院の魅力があれば、それを深堀りできるような質問が加えられるとよいですね。
内容例:
- 当院を初期研修病院に選んだ理由
- 研修プログラムや教育・指導体制の特徴
- 院内の雰囲気や働きやすさについて
- 自分が最も成長したなと感じたエピソードなど
- 病院周辺の土地環境(食・交通の便、住みやすさなど)について
- OFFの過ごし方について
など
3. スケジュール表をつくり、共有する
取材対象者の選定や取材日時の調整ができたら、エクセルなどで簡単なスケジュール表をまとめておくといいでしょう。
取材対象者は誰なのか、取材時間、取材場所、撮影アリかナシか、撮影アリならどのような写真を撮る必要があるのかなどを一覧できるようにし、関係者や関係部署と共有しておくことで、取材・撮影をスムーズに進行することができます。

4. インタビューの優先順位を決めておこう
『取材依頼書』や『質問事項』を作成し、取材対象者としっかり共有しておけば、目的に沿った魅力的なインタビューができるでしょう。
ただし、取材する際に注意しなければならないことがあります。それは時間です。
いくら取材時間が確保されているとはいえ、医師は患者優先であり、何かあれば取材途中でも席を外さなければなりません。そうした事も頭に入れながら、いかに限られた時間のなかで、目的に沿った話を最大限に聞き出せるかどうかが取材のポイントとなります。
そこで重要となるのが、「優先順位」を整理しておくことです。
たとえば、初期研修医の採用サイト・パンフレットの目的は、初期研修医の募集人数を増やすことや、自院に最適な研修医に来ていただくことにあります。
では、初期研修医の採用目的のインタビューにおいて、以下の3つの質問のなかで優先して聞くべき項目はどれでしょうか。
① 『医師を目指した理由』
② 『当院を初期研修先に選んだ理由』
③ 『初期研修病院を選ぶ際のアドバイス』
答えは
② 『当院を初期研修先に選んだ理由』
②の質問は、自院で研修をする魅力や特徴を最も聞くことができる「目的に沿った優先度の高い質問」だからです。
①『医師を目指した理由』はその人の個人的なことですし、③ 『初期研修病院を選ぶ際のアドバイス』は全ての研修病院に共通していえることであり、②の質問と比べると、他の病院とは異なる独自性、つまり自院の魅力や特徴を聞き出せる「目的に沿った優先度の高い質問」ではありません。
事前に「この質問は大事だからちゃんと聞いておこう」、「この質問は取材時間が余っていたら聞こう」というように、「目的に沿った優先度の高い質問」を決めておくことで、短時間であっても内容の濃い取材ができ、訴求効果の高い原稿をつくりやすくなります。
また、文章作成には取材音声データが必要になるため、ICレコーダーなどによる録音も忘れないようにしましょう。
おわりに
以上、採用サイト・採用パンフレットで魅力的なインタビューにするためのポイントを紹介しました。
民間医局クリエイティブでは、これまでの豊富な経験を活かし、施設の魅力を引き出すインタビューが可能です。今回ご紹介したインタビューに必要な準備も弊社が行うので、お客様の負担も大きくありません。
採用サイト・採用パンフレットの制作をお考えなら、まずはお気軽にご相談ください。
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