民間医局クリエイティブでは、パンフレットをはじめ様々な印刷物で、各医療機関様の広報活動をサポートさせていただいております。

このコラムでは、ご注文の際に知っておくと便利な、印刷の基礎知識をシリーズでご紹介していきます。

医療機関関係者の皆さまは「総合案内」「診療案内」「採用」などの目的で、印刷物を制作する機会も多いのではないでしょうか？
パンフレットやチラシを作りたいけど「コート90kg」や「マットコート110kg」など見慣れない言葉が出てきて、どれを選べばいいのかわからない！そんな経験はありませんか？

「どのような紙に印刷するのか」は、仕上がりや品質にかかわるため非常に重要です。
今回は印刷用紙の「種類」「厚さ」「サイズ」といった観点から、基本的な知識をお伝えするとともに、用途に応じたおすすめの用紙の選び方をご紹介します。

用紙の種類

依頼する業者によって取り扱いのある印刷用紙の種類が異なりますが、以下が代表的な3種類になります。

民間医局クリエイティブではそれぞれの紙の特色を活かし、チラシには「コート紙」、パンフレットには「マットコート紙」をおすすめしています。
上記以外にも、紙に特殊な加工を施した特殊紙もご要望に合わせてご提案可能です。

→特殊紙の使用事例はこちら

用紙の厚さ

普段の生活で、紙の厚みを気にしたことはあまりないかもしれませんが、身の回りにある紙をよーく見てみてください。
スーパーのチラシは「安さ」を想起するペラペラの薄い紙、高級不動産のDMは「高級感」を想起するしっかりとした厚紙が使われていることがわかります。
このように目的や用途、演出したいイメージによって、紙の厚さが使い分けされているのです。

印刷業界では、この紙の厚さを「kg」という単位で表します。厚さなのになぜ重さの単位である「kg」が使われているのでしょうか？
その理由は、原紙*を1000枚積んだときの重さで厚みを表しているからです。
（*ここではA4やB5などにカットされる前の一番大きなサイズの紙を指します）

例えば、「コート90kg」。これはコート紙を1000枚積んだときの重さが90kgですよ、という意味になります。
つまり、数字が大きくなればなるほど、紙の厚みが増すということになります。

厚さの選び方

紙の厚みと用途に決まりはありませんが、一般的には下記のような使い分けがされています。

同じ紙でも厚みが上がれば値段も上がりますが、高級感や、しっかりとした印象を与えたい場合は厚手の紙を選んでみてもいいかもしれません。
逆に少しでも費用を抑えようとして薄手の紙を選ぶと、受け取り側にチープな印象を与えかねませんので注意が必要です。

用紙サイズ

紙の寸法（サイズ）はJIS（日本工業規格）で定められており、A判とB判が主流の規格です。
大きさはA判＜B判で、A1、A2、A3…と数字が増えていくたびに、サイズが小さくなります。

コピー用紙として使われているA4判、大学ノートで使われているB5判がわたしたちの生活ではもっともポピュラーです。

用紙サイズの選び方

下記の表は、それぞれの規格がどの用途に適しているかをまとめたものです。

民間医局クリエイティブでお受けするパンフレットやチラシはA4サイズが圧倒的に多く、一部定期刊行物などの読み物はB5サイズで作成されることもあります。
また、最近ではオンライン配信に合わせて背景用のポスターをご発注頂くことも増えました！

A1サイズのポスターを２～３枚貼るパターンや、A0サイズを横にして貼ることも可能ですがかなり大きいため取り扱いには注意が必要であり、保管場所も必要になってきます。

想定以上に背景が映るため「サイズが足りなかった！」ということがないように、おおよそ必要な大きさが分かりましたら適切なポスターサイズをご提案させて頂きます。

おわりに

以上が印刷用紙の「種類」「厚さ」「サイズ」についての基礎知識と、用途に合わせた選び方のご紹介でした。
皆さまがパンフレットやチラシを作成するときの参考になれば幸いです。

民間医局クリエイティブでは、チラシ、パンフレット、ポスター、二つ折りDMなど様々な紙の広報ツールを取り扱っています。規格サイズだけでなく、正方形といった変形サイズにもご要望に合わせて対応が可能です。
必要に応じて用紙のサンプルのご用意もございますので、お気軽にお問い合わせください。
作りたいもののイメージが漠然としていても大丈夫です、ぜひ一度ご相談ください！

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